WindowsXPは2014年4月9日をもって、サポートが終了となりました。
これにより、以下のような問題が発生します。
- セキュリティパッチが提供されない
- 新しい周辺機器やソフトウェアが対応しない
- メーカーのサポートが受けられない可能性がある
このうち、いちばん問題なのは、セキュリティパッチが提供されないことです。
セキュリティパッチが提供されないと何が問題かと言いますと、セキュリティの脆弱性(問題)が見つかっても、開発元が対処してくれなくなります。
つまり、セキュリティの脆弱性が放ったらかしにされてしまうのです。
世界には、パソコンを乗っ取ろうと考える人がいて、日々Windowsに進入するための「穴」を探しています。
この「穴」のことをセキュリティーホールと言います。
セキュリティーホールが見つかるとWindowsの開発元であるマイクロソフトは、穴を埋める修正プログラム(セキュリティパッチ)を作って各パソコンに配布しているのです。
サポートが終了すると、このセキュリティパッチが提供されなくなってしまいますので、セキュリティーホールが見つかっても、穴が開いたままとなり、危険な状況になってしまうため問題なのです。
セキュリティーホールを放置すると、悪意を持った第三者がパソコンに侵入してくる可能性があります。
そうすると、パソコンの中の住所録、パスワード情報、写真などといったものが盗まれてしまうかもしれません。
また、ウイルスに感染してデータが消えたり、パソコンが使えなくなったり、パソコンを乗っ取られて犯罪に悪用されるかもしれません。
唯一安全な使い道は、
- インターネットに繋いでいない
- USBメモリやフロッピーディスク等、外部メディアを繋がない
- 自分だけしか利用しない
といった、完全独立型の場合です。
この場合、ウィルスの感染や、悪意を持った第三者が侵入する可能性は極めて低いです。
特殊な工業用途等で無ければ、なかなかこういった環境は少ないと思いますので早めにOSのアップグレードかパソコンの買い替えをお勧めします。